まつこの庭は今アジサイが盛りです。昔からあるブルーのアジサイは何株もあるのですが、今冬の厳しい寒さのせいで、ほとんどの枝が枯れて、やっと新芽が伸び始めたところで花は咲きそうにありません。鉢植えのアジサイが花を咲かせています。
↑ 昔からあるピンク手毬咲きアジサイ ↓ 昔からあるガクアジサイ
↑ 左下が山アジサイ・伊予獅子手毬、右端がガーデンアジサイ・スタイリースカイ
今、日本にあるアジサイは大きく5つに分けられるそうです。
1つ目は、本アジサイで、昔からお寺の境内や農家の庭先などに植えられていたものです。ドイツの医者シーボルトがヨーロッパに「おたくさ」と言う名でアジサイを紹介したことは有名な話ですが、それが本アジサイです。
私の庭には次の3種類のアジサイが昔からあるので、それが本アジサイではないかと思います。
2つ目は西洋アジサイです。日本のアジサイがヨーロッパに渡り、品種改良され日本に帰って来たものです。昭和30年代に山アジサイがブームになる前は西洋アジサイが主流だったようです。オランダで作出されたマジカル・レボリュ―ションは、色が次々と変化することで人気があり、現在の西洋アジサイはこのマジカルシリーズが占めているようです。
3つ目は昭和30年代に一大ブームを引き起こした山アジサイです。日本各地に自生しているアジサイが次々に発見され、注目されるようになりました。今でも新しい山アジサイの発見があるようです。
↑ クレナイの咲き始め ↓ クレナイの咲き終わり
山アジサイは、伊予獅子手毬のように手毬咲きもありますが、ガクアジサイが多いようです。ガクアジサイは周りの花弁を装飾花、真ん中の花弁を両性花と言いますが、クレナイは咲き始めは装飾花が白ですが、だんだん赤くなり、最後は真っ赤になります。
↑ ↓ 藍姫(アイヒメ)
4つ目はアメリカアジサイです。今から30年ほど前に日本に入って来たそうです。あじさい寺を名乗っているところでも最近はアナベルが植えられているのにはビックリです。北米原産でアメリカノリノキの和名があります。
↑ ヘイズスターバースト(アナベルの八重咲きとか、ガクアナベルとか言われますが、詳しいことは分かっていないそうです。)
↑ カシワバアジサイ・スノーフレーク ↓ カシワバアジサイ・ルビースリッパーズ
カシワバアジサイは葉が柏の葉に似ているので、この名があります。ルビースリッパーズは咲き始めは白ですが、だんだん赤くなり、最後は真っ赤になります。
5つ目は、今最も主流のガーデンアジサイです。西洋アジサイ同士、西洋アジサイと山アジサイを交配してできたアジサイをガーデンアジサイと呼んでいるそうです。以前は母の日のプレゼントはカーネーションが定番でしたが、最近はアジサイが人気だそうです。その中でも、少し前はダンスパーティーでしたが、最近は万華鏡でしょうか。
↑ ダンスパーティー ↓ 万華鏡
↑ ピンク万華鏡 ↓ 霧島の恵(四季咲きアジサイ)
↑ ホットレッド ↓ ブライダルブーケ
ブライダルブーケはガクアジサイですが、装飾花も両性花も八重咲きで、豪華です。
↑ 火渡り ↓ 卑弥呼
↑ キラキラ星 ↓ ハワイアンブルー
↑ ↓ 名前不明
花にばかり注目していると、枝が斜めになっているのに気づいた時はすでに遅し。茎に粉のようなものが付いています。テッポウムシとかシンクイムシとか言われるカミキリ虫の幼虫の仕業です。茎に入り込み食害されてしまったのです。早ければ、薬剤を注入すれば助かることもありますが、気付いた時は大体手遅れのことが多いです。今の時期、カミキリムシ退治のスプレー缶を片手に庭をウロウロしています。