コリウスは「まつこの庭」では、6月から11月ごろの霜が降りるころまで玄関先を飾る大切な草花の一つです。
コリウスは和名を「キンランジソ」と言い、シソ科の植物で、シソと同じような花を咲かせます。原産地は東南アジアです。従来は種子を蒔いて育てる小型の品種が多かったそうですが、最近は栄養系コリウスと言って、挿し木で増やすやや大型の品種が人気をよんでいるそうです。「まつこの庭」のコリウスはこの栄養系がほとんどで、一つ一つに名前がついています。
コリウスは葉を鑑賞する植物で、葉の色は赤、紫、黄色、黄緑、緑、それらの複色などバリエイションに富んでいて、しかも季節によって色合いが違って見えます。秋が深まり、温度が下がるにつれ、色も鮮やかさを増します。
↑ レッドヘッド ↓ ワサビ
↑ ソーラーサンシャイン ↓ ピーターグリーン
↑ マーティ ↓ ミッドナイトグリーン
↑ ウォルターターナー ↓ レッドアイズ
ここまでのコリウスは大型で庭植え向きです。プランターに植えるなら1株の方がいいようです。つぼみが見えたら摘むようにし、花を咲かせないように育てると見ごたえのある大株になります。8月の終わりに、秋に向けて1/3ほど切り詰めました。もっとボリュームが出ると思います。
↑ ヒメコリウス・トキメキリンダ(下垂性のコリウス、ハンギングに向く品種)
↑ コリウスの寄せ植え(左奥:レッドアイズ、 中央:シャキシャキライム、
シャキシャキライムとマーズレッドは小型のコリウスで、葉が小さく背丈もあまり大きくならないので、寄せ植え向きです。
秋が深まったころ、これらのコリウスがどんな風に色が変身するか楽しみです。
最近東京へ行く機会があり、西洋美術館前の通りで、スタンダードバスケットにコリウスやペチュニア、ベゴニアなどが球形に見事に寄せ植えされているのを見かけました。(写真がないのが残念!!。)コリウスそのものをスタンダード仕立てにするのは知っていましたが、スタンダードバスケットのコリウスの寄せ植えは初めて見ました。とてもステキだったので、来年チャレンジしてみたいと思いました。