23日は二十四節気の一つ霜降(そうこう)でした。秋が深まり冷え込みが増し、霜が降り始め、冬の到来を感じる頃です。早霜を警戒し、夏の植物を温室や軒下などに取り込む時期になりました。
朝夕冷え込むようになり、まつこの庭の草木の実も色付き始めてきました。
↑ カキ ↓ フクレミカン
↑ ユズ ↓ ヒメリンゴ
去年も今頃ヒメリンゴの花が狂い咲きしていましたが、今年も咲いています。今年もまた花と実を同時に見ることが出来ました。
↑ マユミ ↓ 赤実マユミ
マユミの実は普通ピンク色ですが、赤い実のマユミもあります。どちらのマユミも庭に植えた覚えのないものです。小鳥のプレゼントだと思います。
ムラサキシキブ(紫式部)は文字通り紫色の実なのですが、私の庭には白い実とピンク色の実のムラサキシキブがあります。
オオオナモミもジュズダマも子どものころ遊び道具にした経験がある植物です。私の庭を訪れる花友は、あることに驚いたり、懐かしんだりします。
↑ シソ ↓ ヤブミョウガ
↑ フォックスフェイス(キツネナス) ↓ 色付き始めたフォックスフェイス
↑ フウセンカズラ ↓ フジマメ
↑ ↓ 色付き始めたカラスウリ
カラスウリは夏の間は他の植物に巻き付く困った植物ですが、秋になると赤く色付き、目を楽しませてくれます。花友の中には、リースを作るのに大量に持ち帰る人もいます。カラスウリは、夏の間の横暴を秋になると許せる植物の1つです。
色鮮やかな木の実・草の実はほとんど小鳥のご馳走になります。野山やよそのお庭から私の庭に運んできてくれることもありますが、逆のこともあるのでしょうね。
植物は子孫を増やすために、実を実らせ、その種をできるだけ遠くにいろいろな方法でまき散らします。大きく分けると次の5つの方法があるそうです。
1 風に乗って運ばれる。 タンポポやモミジなど綿毛やツバサが種に付いている。
2 水に乗って流される。 水に落ちたオニグルミやカキツバタなど。
3 動物に食べられたリ、体にくっ付いたりして運ばれる。鳥は色鮮やかな木の実などを食べ、フンとして排出する。 オナモミなどは動物の毛や人の洋服などにくっ付いて運ばれる。リスなどは木の実(ドングリなど)を土の中に貯蔵して置いて、忘れたものが発芽する。
5 重力で落ちて転がって広がる。 ドングリやクリなど。
植物も子孫繁栄のためにいろいろと知恵を働かせているのですね。