連日の豪雨、ゲリラ雷雨は梅雨末期の特有の気象現象らしいですが、梅雨明けが近いことを感じさせます。私の庭では、セミも鳴き始めました。鳴き声が静かなので、ニイニイゼミのようです。
先日私の庭でカタツムリが異常発生し困っている事を記事にしましたが、カタツムリ退治の情報を寄せて頂き、ありがとうございました。近所の農家の方にもお話を伺う機会があり、やはり野菜が食い荒らされて困っているそうです。しかもいろいろな外国のカタツムリが入って来ているそうなのです。ネットなどでも調べましたが、カタツムリの異常発生に困っているのは、私だけではなく、農家さんやガーデナーさんにも困っている人がたくさんいるようです。
↑ ↓ 花弁の縁を食害されたダリア
↑ ↓ 食害されてボロボロの花弁のユリ
カタツムリの退治法は、手っ取り早いのはナメクジ駆除に使う農薬のようです。農家の人に農薬の名前を教えて頂きましたが、やはり庭で農薬を使うのはためらわれるので、農薬を使わない方法で試してみようと思いました。
カタツムリ駆除の方法で1番多かったのが、ビールです。コップやバケツにビールを入れておくと、ビールの香りに引き寄せられて酔っぱらって、溺れるのだそうです。以前私も温室の中で試したことがあるのですが、1匹も取れませんでした。バケツで試してみようと思うのですが、連日雨でまだその機会がありません。
他には銅のテープを張るとか、コーヒーかすや卵の殻を撒く、植木鉢を逆さに置く、カタツムリが嫌うとされる花やハーブ類を植えるなど方法はいろいろあるようです。私の庭にはカタツムリが嫌うというオオバギボウシもジギタリスもミントも植わっていますが、カタツムリは葉の上を歩き回っています。本当に効果があるのか疑問です。
1番確実な方法は手で取り除くことだそうです。1匹1匹手で捕まえるのは時間がかかりますが、この方法が確実だそうです。実際、私は7月になってから雨ばかり降っているので、ビールやコーヒーかすを撒くことができなかったので、この方法で雨が止んだ時をねらって10000匹捕まえました。それでもまだまだカタツムリを見かけます。
カタツムリについても調べてみました。先ず驚いたのは、カタツムリの種類について調べると、真っ先に出てくるのが通販サイトで、飼育キッドとともにいろいろな種類のカタツムリを販売している事です。カブトムシが通販されていることは知っていましたが、今はカタツムリまで通販される時代になったのですね。
私の庭でよく見られるのは、次の2種類です。昔ながらのカタツムリはほとんど見かけません。外来種に押されて絶滅危惧種になっているのでしょうか。
↑ コハクオナジマイマイ ↓ オカモノアラガイ
コハクオナジマイマイは東南アジア原産の外来種のカタツムリで、以前は九州辺りに生息していたようですが、温暖化に伴い北上して来たようです。私の庭では5年ぐらい前から見られるようになり、家庭園芸用ナメクジ駆除剤のナメナイトという薬が効くことが分かっています。
オカモノアラガイはカタツムリで調べてもなかなか分かりませんでした。モノアラガイと言う貝がタニシのように淡水に棲んでいて、その仲間であるオカモノアラガイは水辺に棲む貝のようです。モノアラガイはカタツムリと言うよりはタニシの仲間のようです。日本やサハリンの水辺に棲む貝だそうですが、私は見た事がなく、私の庭では3年前ぐらいから見られるようになりました。私の庭は湿気が多いので、棲みやすいのでしょう。昨年大量発生したのですが、ナメナイトは効きませんでした。そして今年の異常発生となったのです。モノアラガイは寄生虫の中間宿主になっているそうなので、なおさら私の庭で増えては困ります。家庭園芸用ナメクジ駆除剤として新しくナメトールと言う薬が出ているようなので、それを試してみようと思っています。
カタツムリは1匹が雌雄両方の機能を持ち、しかも1匹が20~60個ぐらいの卵を産み、3カ月で成熟するそうなので、ほおっておくと大変な事になります。教えて頂いたり、自分で調べたりした駆除法をいろいろ試してみようと思います。