連日猛暑続きですが、福神草(フクジンソウ)の花が咲き始めました。暑さを吹き飛ばしてくれるような爽やかな白い花です。香りはありません。
フクジンソウの花のつぼみはワインレッドで、ピンクの苞(ガクのようなもの)から白いクレープペーパーのような花を咲かせます。
花径は8㎝ぐらいです。1日花で朝花を開くと夕方にはしぼみます。下から上へと毎日1~3輪ずつ花が咲き上がっていきます。
フクジンソウはインド東部から東南アジアなど熱帯雨林気候区の原産で、ショウガ科の植物です。ショウガのような根茎は食用や薬用に使われるそうです。背丈は1~2m位で、地植えにすると2.5~3m位まで育ちます。茎や葉は同じショウガ科のショウガやミョウガとそっくりです。
↑ フクジンソウ ↓ ミョウガ
並べてみれば分かりますが、一見しただけではよく分からないと思います。フクジンソウの茎は赤く葉が螺旋状に付くところがミョウガと違う所だと思います。
決定的に違うのは花の付き方です。フクジンソウは花が茎の頭頂に付きますが、ミョウガは、花が茎の根元に付く事です。(ショウガも同じだそうですが、めったに花は付かないそうです。)
↑ フクジンソウの花 ↓ ミョウガの花
↑ ミョウガのツボミ
私たちが薬味として食べているミョウガは実はミョウガの花(つぼみ)なのです。
私の庭にはたくさんのフクジンソウが植えてあります。1株から株分けや挿し木などで増やしたものです。寒さに弱いので、地植えしたままでは冬越し出来ないので、根茎を掘り上げて温室に取り込みます。昨年は地植えしたまま冬越し出来ないかと土を山のように被せてみたのですが、やはり芽が腐ってしまいました。昨冬は特に厳冬だったので、無理だったようです。やはり掘り上げて温室に転がしておくのが、一番手っ取り早く、確実な方法のようです。
たくさん増えたフクジンソウは花友のところにお嫁に行き、冬は里帰りして温室で過ごし、また嫁ぎ先にもどるというサイクルだったのですが、コロナの影響で行き来が大変だということで、それぞれ冬越しの方法を模索してくれました。1mの深さの穴に入れると言うのが一番オーソドックスな方法ですが、穴を掘るのが大変です。地植えしたままたっぷりベラボン(ココナツヤシの繊維)を被せその上に土をかける、発泡スチロールの箱を被せてから土を被せる、お米の袋や発泡スチロールの箱に入れて家の中に置くなど、冬越しの方法を色々考えてくれました。
フクジンソウはこれから10月までお花を楽しませてくれると思います。
いよいよオリンピックが始まりました。
開会式を目前に相次ぐ関係者の辞任、解任、コロナ感染者の急拡大で、オリンピック大丈夫なの?と心配したのですが、何とか無事開会式が終わり、オリンピック競技も始まりました。
開会式で印象に残ったのは、各国の選手の意匠を凝らしたユニホームでした。コロナ渦のオリンピックらしくマスクもコーディネイトされていたのにはビックリです。カラフルなユニホームをまとった選手入場だけで充分なような気がしました。ましてやコロナ渦のオリンピックの開会式ですから、特別なショーも長い挨拶も要らないような気がしました。
前回の東京オリンピックの時、私は小学校6年生でした。小学校の近くの国道を走る聖火を鼓笛隊の演奏で迎えた事、カラーテレビに映る青空に鮮やかに描かれた五輪のマークが印象的だった事などが思い出されます。
参加した選手たちがそれぞれの力を発揮し、無事オリンピックが終わることを願います。