今日２月２２日は猫の日です。２をにゃんと読んで、にゃんにゃんにゃんの日というわけです。しかも今年は２０２２年、２（にゃん）が６個も並ぶ特別な猫の日ということで、スーパー猫の日と呼んでいるようです。連日TVなどでは１００年に１回のスーパー猫の日ということで、各地の猫イベントを紹介しているようです。
猫の日は、１９８７年に猫好きの文化人や学者が作った「猫の日実行委員会」とペットフード協会が協力して、２月２２日を猫の日と定めたそうです。趣旨は「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝する日」だそうです。因みに「世界猫の日」は８月８日だそうです。
私の愛猫を紹介します。ミューです。
ミューは道路わきの側溝の中でミューミューと、か細い声で泣いているところを保護しました。今から９年前の夏でした。獣医さんの見立てでは生後１か月ぐらい、アメリカンショートヘアーのミックスということでした。誕生日は８月３１日と決めていただきました。以来ずっと室内だけで生活しています。時々逃げ出すのですが、ビビりやで玄関から１メートルぐらいの所をうろうろしています。遠くには行きません。
段ボール箱が大好きで、すぐ入り込みます。何時間でも入っていることがあります。
他の猫のように、膝の上にあがったり、遊びをねだったりなどということがなく、抱っこすると嫌がって逃げ出したりして、ちょっと寂しい気がします。テーブルの上にあがったり、柱や障子に傷をつけるなどといったこともしたことがありません。ミューは何だか猫らしからぬクールな印象がありますが、私が病気で寝ているときなど布団の傍で付き添うかのようにじっとしています。弱っているときは殊の外うれしいものです。
時々抱っこして、庭を散歩します。大人しく抱っこされたまま、辺りを見回したり、鳥の鳴き声に耳をそばだてたり、木の枝の葉っぱに鼻をクンクンさせたりしています。決して下に降りようとあばれたりははしません。室内で抱っこしようとすると逃げ出すのが噓のようです。ミューを抱っこしての散歩は、私にとって大切な時間です。
庭にはノラ猫がやってきます。今は２匹です。右が夫が溺愛しているクロ、左がグレです。顔の大きさから見ると親子のようですが、実は兄弟です。
初めて庭に現われたのは去年の７月頃でした。黒とグレーとミケの３匹の兄弟子猫でした。
１週間ぐらいで姿を見せなくなりましたが、９月頃クロだけが姿を見せるようになり、毎日ご飯を食べるようになりました。やせ細っていた体は、毎日せっせとご飯を食べさせる夫のおかげで、すっかりメタボのおなかになりました。何だか黒かった短い毛がチョコレート色のベルベットのようになりました。
そしてお正月が過ぎたころ、グレーの猫が顔を見せるようになりました。
姿を見せるようになったばかりのころ、夫はグレーの猫を「あのボロモップ」と言いました。やせ細った体に汚れてあちこち固まった長い毛がまとわりついたような猫の姿は、使い古して先がくっついて固まったようなボロモップそのものでした。夫はモップと呼びますが、私はグレと名前を付けました。２匹分別々にご飯をあげても、黒の分まで食べてしまうグレ、よほどおなかがすいていたのでしょう。
さすが兄弟、（因みにクロはオス、グレはメスです。）クロはグレに譲ってあげます。クロは決して触らせてくれませんでしたが、グレは２,３日でそばに寄るようになり、体にさわってみたら骨がゴツゴツとあたり、両手の親指と人差し指で作る輪ぐらいの胴の細さに驚きました。グレが来て１か月、少しは肉がついてきたようです。相変わらず、クロの分まで食べてしまいます。夫はクロを不憫に思ったのか、「お前にだけ特別だよ。」と言いながらグレの留守に、クロにちゅーるを食べさせています。
今日は猫と一緒に暮らせる喜びに感謝する日、ミューは尿路疾患のためにお医者さんからちゅーるは禁止されているのですが、今日だけは１本（尿路疾患に配慮したものがあるのです。）プレゼントしようと思います。ミュー、ありがとう。庭を駆け回るクロとグレもありがとう。
