まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

2種類のオイランソウ

 今日、関東地方は梅雨明けしたそうです。例年より3日早いとのことですが、昨年は8月になってからの梅雨明けだったので、去年よりは2週間位早いようです。しかも今年は梅雨入りが遅かったので、梅雨の期間は短かったような気がします。昨年はダラダラと長かっただけに・・・・・。

 「春は綿、夏は岩、秋は砂、冬は鉛の雲」と言われるように、朝から青空に岩のような夏の雲が広がっています。軒下で33℃を記録しました。すっかり夏です。

 

 私が読者になっている関西にお住まいの方のブログを見た時、

f:id:myuu-myuu:20210716140654j:plainこの花がオイランソウと言う説明がありました。「えっ、これってクレオメじゃないの。オイランソウはこれよね。

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f:id:myuu-myuu:20210716141422j:plainフロックスのことよね。関西の方では、クレオメのことをオイランソウと言うのかな?」と思いました。

 よく調べて見たら、クレオメのことをオイランソウと言うところもあるようで、一概に間違いと言うわけではないようです。60数年も生きていて、しかも子どもの頃からオイランソウとかオイランバナとか言う名前で色水遊びをしたりして親しんできた花のオイランソウに2種類あることを知って、ちょっとビックリです。

 私がオイランソウと思っていたのは、宿根フロックスです。フロックスという名を知ったのはずっと後で、名前が花魁草(オイランソウ)なので昔から日本にある草花だと思っていました。一般的にオイランソウと言うとこの宿根フロックスを指すようです。

 宿根フロックスは、北アメリカ原産でハナシノブ科の宿根草で、別名オイランソウ、クサキョウチクトウの名があります。シバザクラはフロックスの匍匐種だそうです。花色は赤紫、紫、赤、ピンク、白など豊富で2色咲きなどもあり、黄と青以外はすべてあると言われるほどだそうです。

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 オイランソウの名は、花魁が付けるおしろいの匂いとよく似た香りを持つというのが由来だそうです。私には円錐状にたくさんの艶やかな花を付けるところが、花魁の豪華な衣装を思わせるところに名前の由来があるのではないかと思えます。私は庭に色々なフロックスを植えています。フロックスは宿根草なので毎年、しかも夏の間中咲き続けるので、私の夏の庭にとっては大事な花です。

 もう一方のオイランソウ、クレオメは熱帯アメリカ、西インド諸島原産で、フウチョウソウ科の一年草で、別名は風蝶草(フウチョウソウ)、酔蝶草(スイチョウソウ)で、英名はスパイダーフラワーと言うそうです。図鑑では、クレオメの別名としてオイランソウの記述は見当たりませんでした。花色はほぼピンク系が多く、色のバリエーションはあまりなく、白があるぐらいだそうです。私の庭では、この薄紫がかったピンク色だけです。夏の夕方花が開き、翌日の昼には花が終わる1日花です。

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 長いおしべを持つ花の集まりが、風にたわむれて群れ飛ぶ蝶を連想させることから風蝶草と名付けられたそうです。英名もこの長いおしべから連想されたものと思われます。このクレオメがオイランソウと呼ばれるのも、長いおしべにあるようです。この長いおしべが花魁の髪に挿す長い簪に似ているからなのだそうです。確かに見た目はフロックスよりはクレオメの方がオイランソウの別名にふさわしいかもしれません。私の庭では、クレオメは毎年こぼれ種から発芽し、庭のあちこちに花を咲かせます。フロックスと同様に私の夏の庭を彩る大事な花です。

 

 前回のカタツムリの記事にたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。私の庭のようにカタツムリが異常発生しているお庭をお持ちの方はいらっしゃらないようでしたが、あまりのカタツムリの数に皆さん驚いていたようです。1匹1匹カタツムリを捕まえながら、この労力と時間を別な庭仕事にかけられたらとちょっと虚しくもなりましたが、大事な花を守るためとあと少し頑張ってみます。

 

 

 

困ったカタツムリ

 連日の豪雨、ゲリラ雷雨は梅雨末期の特有の気象現象らしいですが、梅雨明けが近いことを感じさせます。私の庭では、セミも鳴き始めました。鳴き声が静かなので、ニイニイゼミのようです。

 先日私の庭でカタツムリが異常発生し困っている事を記事にしましたが、カタツムリ退治の情報を寄せて頂き、ありがとうございました。近所の農家の方にもお話を伺う機会があり、やはり野菜が食い荒らされて困っているそうです。しかもいろいろな外国のカタツムリが入って来ているそうなのです。ネットなどでも調べましたが、カタツムリの異常発生に困っているのは、私だけではなく、農家さんやガーデナーさんにも困っている人がたくさんいるようです。

f:id:myuu-myuu:20210713134148j:plain↑ ↓ 花弁の縁を食害されたダリアf:id:myuu-myuu:20210713134217j:plain

f:id:myuu-myuu:20210713134324j:plain↑ ↓ 食害されてボロボロの花弁のユリ

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 カタツムリの退治法は、手っ取り早いのはナメクジ駆除に使う農薬のようです。農家の人に農薬の名前を教えて頂きましたが、やはり庭で農薬を使うのはためらわれるので、農薬を使わない方法で試してみようと思いました。

 カタツムリ駆除の方法で1番多かったのが、ビールです。コップやバケツにビールを入れておくと、ビールの香りに引き寄せられて酔っぱらって、溺れるのだそうです。以前私も温室の中で試したことがあるのですが、1匹も取れませんでした。バケツで試してみようと思うのですが、連日雨でまだその機会がありません。

 他には銅のテープを張るとか、コーヒーかすや卵の殻を撒く、植木鉢を逆さに置く、カタツムリが嫌うとされる花やハーブ類を植えるなど方法はいろいろあるようです。私の庭にはカタツムリが嫌うというオオバギボウシジギタリスもミントも植わっていますが、カタツムリは葉の上を歩き回っています。本当に効果があるのか疑問です。

 1番確実な方法は手で取り除くことだそうです。1匹1匹手で捕まえるのは時間がかかりますが、この方法が確実だそうです。実際、私は7月になってから雨ばかり降っているので、ビールやコーヒーかすを撒くことができなかったので、この方法で雨が止んだ時をねらって10000匹捕まえました。それでもまだまだカタツムリを見かけます。

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 カタツムリについても調べてみました。先ず驚いたのは、カタツムリの種類について調べると、真っ先に出てくるのが通販サイトで、飼育キッドとともにいろいろな種類のカタツムリを販売している事です。カブトムシが通販されていることは知っていましたが、今はカタツムリまで通販される時代になったのですね。

 

 私の庭でよく見られるのは、次の2種類です。昔ながらのカタツムリはほとんど見かけません。外来種に押されて絶滅危惧種になっているのでしょうか。

f:id:myuu-myuu:20210713142028j:plain↑ コハクオナジマイマイ    ↓ オカモノアラガイ

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 コハクオナジマイマイは東南アジア原産の外来種のカタツムリで、以前は九州辺りに生息していたようですが、温暖化に伴い北上して来たようです。私の庭では5年ぐらい前から見られるようになり、家庭園芸用ナメクジ駆除剤のナメナイトという薬が効くことが分かっています。

 オカモノアラガイはカタツムリで調べてもなかなか分かりませんでした。モノアラガイと言う貝がタニシのように淡水に棲んでいて、その仲間であるオカモノアラガイは水辺に棲む貝のようです。モノアラガイはカタツムリと言うよりはタニシの仲間のようです。日本やサハリンの水辺に棲む貝だそうですが、私は見た事がなく、私の庭では3年前ぐらいから見られるようになりました。私の庭は湿気が多いので、棲みやすいのでしょう。昨年大量発生したのですが、ナメナイトは効きませんでした。そして今年の異常発生となったのです。モノアラガイは寄生虫の中間宿主になっているそうなので、なおさら私の庭で増えては困ります。家庭園芸用ナメクジ駆除剤として新しくナメトールと言う薬が出ているようなので、それを試してみようと思っています。

 カタツムリは1匹が雌雄両方の機能を持ち、しかも1匹が20~60個ぐらいの卵を産み、3カ月で成熟するそうなので、ほおっておくと大変な事になります。教えて頂いたり、自分で調べたりした駆除法をいろいろ試してみようと思います。

 

ホヤの花(3)

 4度目の緊急事態宣言が出ましたが、オリンピックは東京を始め1都3県は無観客で開催されることになりました。その他の県は県の実情に応じて観客を入れるようですが、茨城は地元の小中学生だけが観戦するようです。茨城はサッカーの試合が行われますが、サッカーは熱狂的なファンが多いので、一般観客を入れるとなると大変だなあと思っていたので、ちょっと一安心というところです。

 今回はまつこの庭の温室で咲くホヤの花です。5月、6月に続いて今回3回目の開花シーズンを迎えました。2回目、3回目の開花のものもあれば、初めての開花のものもあります。初めての開花はカーリーとリップカラーです。f:id:myuu-myuu:20210710134558j:plain
↑ ホヤ・カーリーの花  ↓ カーリーの花と葉

f:id:myuu-myuu:20210710134624j:plainカーリーはよくバレンタインディの頃に、ラブラブハートという名で1枚の葉が挿し木(葉?)されて売られているのを見かけます。私の温室には3種類のカーリーがありますが、花を付けたのはこれだけです。外側の花弁が咲き始めは平らなのですが、咲き進むと後ろに反っていきます。

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f:id:myuu-myuu:20210710135810j:plain↑ ホヤ・カルノーサ・バリエガータ・リップカラー  ↓ リップカラーの葉

f:id:myuu-myuu:20210710135838j:plainリップカラーはカルノーサの斑入りのバリエガータの黄の斑がピンクや赤に変わったものです。                 ↓ カルノーサ・バリエガータの葉

f:id:myuu-myuu:20210710135914j:plainバリエガータの花はカルノーサ・パーフェクトグリーン(普通種)の花とほぼ同じですが、リップカラーは花色のピンクが濃いです。

f:id:myuu-myuu:20210710140504j:plain↑ パーフェクトグリーンの花(3回目の開花)  ↓ パーフェクトグリーンの葉f:id:myuu-myuu:20210710140526j:plain

f:id:myuu-myuu:20210710140749j:plain↑ ホヤ・カルノーサ・コンパクタの花(2回目)   ↓ コンパクタの葉

f:id:myuu-myuu:20210710140850j:plainコンパクタの花はパーフェクトグリーンの花色よりいくらか濃いですが、リップカラーほど濃くはありません。

 リップカラーとコンパクタはカルノーサ・パーフェクトグリーンの変種です。花色は微妙に違いますが、花の形は同じです。

f:id:myuu-myuu:20210710141413j:plain↑ ↓ ホヤ・ラクノーサ(3回目の開花)

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 今まで咲いた事が無く、全く初めて花を付けたホヤがあります。ホヤ・ロツンディフォリアです。 右側はつぼみ、左側は開いた花ですが、つぼみは和菓子のような形と色合いで、とてもかわいい感じです。

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f:id:myuu-myuu:20210710142058j:plain完全に開花すると外側の花弁が後ろに反り返ります。

f:id:myuu-myuu:20210710142251j:plainf:id:myuu-myuu:20210710142744j:plainロツンディフォリアは葉の形が変わっていて四角いのが特徴です。

 もう一つ咲いた事がなく初めてつぼみをもったホヤがあります。ホヤ・カウダータです。どんな花が咲くか、とても楽しみです。カタツムリに食べられないように見守っていきたいと思います。

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ユリの花(1)

 連日熱海の大惨事のニュースで心を痛めていましたが、今度は鳥取や島根で豪雨だとか、大惨事が起こらない事を願うばかりです。

 夫がやっと1回目のコロナワクチンの接種ができました。私より感染リスクの高い夫が無事1回目を終り、ホッとしているところです。私はあと1か月待ちます。ワクチンの供給が滞っているということなので、接種が受けられるかどうかちょっと心配です。

 今回はまつこの庭で咲くユリです。

f:id:myuu-myuu:20210707112341j:plain↑ コンカドール   ↓ ホワイトアイズ

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 ユリは北半球の亜熱帯から亜寒帯に約100種が自生しているそうです。

 日本には14種の原種が自生し、ヤマユリ、ササユリ、ヒメサユリ、タモトユリ、ウケユリ、スカシユリの6種が日本固有種で、エゾスカシユリクルマユリテッポウユリオニユリコオニユリ、ヒメユリ、スゲユリ、カノコユリの8種は、日本から中国大陸、朝鮮半島、台湾にかけて自生しているそうです。

 ユリもアジサイなどと同様に、ドイツの医者シーボルトが祖国に持ち帰り。ヨーロッパに広め、品種改良され、花がより大きく豪華になって里帰りした植物として有名です。

 ユリは6月頃から咲き始めますが、一番早いのがスカシユリの仲間、次にテッポウユリの仲間、7月頃にヤマユリの仲間、カノコユリの仲間、8月頃のタカサゴユリの仲間と3カ月ぐらいにわたって花を繋いでいきます。

 まつこの庭には以前はいろいろなユリがたくさんあったのですが、ユリの花の時期にシンクイムシやカタツムリの被害が多く、たくさんのユリがダメになったので、ユリ栽培は諦めました。今あるユリは少しですが、それもカタツムリに食害されて花弁がボロボロです。

f:id:myuu-myuu:20210707115205j:plain↑ スカシユリ・名前不明   ↓ オリエンタルハイブリッドリリー・名前不明

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 キレイに咲いたと思っても、写真に撮るとやっぱりどこか食害されています。どなたか、カタツムリの特効薬を知っていたら、教えてください!!

 今の時期盛りを迎えているユリは、日本の原種ユリのヤマユリやササユリ、カノコユリなどをもとにして交配されたオリエンタルハイブリッド系のユリです。一番有名なのが、カサブランカです。カサブランカはバブルの頃、オランダで作出され、年末にオランダから空輸されたカサブランカが1本3000~4000円の値が付いて、飛ぶように売れたそうです。

 私の庭ではカサブランカはまだつぼみですが、このカサブランカが元になって作出されたユリがいくつか咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210707115619j:plain↑ ↓ コンカドール(黄カサブランカ

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f:id:myuu-myuu:20210707115850j:plain↑ ↓ ホワイトアイズ(八重カサブランカ

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f:id:myuu-myuu:20210707120106j:plain↑ パープルカサブランカ   カタツムリに食害されています。

 オリエンタルハイブリッドリリーですが、カサブランカ系ではないようですが、色が変わって行くユリがあります。カメレオンです。

f:id:myuu-myuu:20210707120259j:plain咲き始めは白に赤いピコティ(縁取り)ですが、咲き進むと、

f:id:myuu-myuu:20210707120322j:plain全体的にピンクになります。更に咲き進むと赤くなります。

f:id:myuu-myuu:20210707120354j:plainまだ赤くなるほど咲き進んではいません。咲き進むにつれ、色が変わって行くので、カメレオンという名がついたようです。昨年初めて育てたのですが、ホームセンターで色移りするユリだとは知らずにお買い得値段なので買ったのです。花が咲いてビックリ、色移りする珍しいユリだったのです。しかも、ユリの香りは私にはきつすぎて好きではないのですが、このカメレオンはほとんど香らないのです。珍しい色、優しい香り、安価で、一石三鳥のユリです。

 まだカサブランカやアジアンテックハイブリッド(スカシユリの交配種)系のユリが咲いていないので、カタツムリのごちそうにならないように気を付けようと思います。

 

 

夏の花(1)

 やっと梅雨らしくなったと思っていたら、毎日雨降りでうんざりするほどです。

 静岡では1日で1か月分の雨が降り、大規模な土石流が起こって、大惨事になっているようです。安否不明の方が20人もいるとのことで、心配されます。復旧作業に当たっている方も二次災害に巻き込まれることがないよう願うばかりです。

 今回は、まつこの庭で咲く夏の花です。花の時期が2週間位早まっているような気がします。

f:id:myuu-myuu:20210704133528j:plain↑ ハンゲショウ半夏生、半化粧)

 七十二候の一つ(雑節の一つでもある)半夏生の頃に葉が白くなり、花が咲くので、この名があります。白いのは葉で、ひものようなものが花です。花が咲く頃に葉の表側だけ白くなり、葉の裏は緑です。それで半分化粧したようなので、半化粧という字を当てることもあるようです。ハンゲショウドクダミ科の植物で、ドクダミと同じような臭いがします。今年の半夏生は昨日でしたが、私の庭のハンゲショウは6月の半ばごろから白くなり始めました。

 半夏生の頃に咲くと言われている花がもう一つあります。ハンゲ(半夏)です。別名カラスビシャクです。f:id:myuu-myuu:20210704135340j:plain私の庭では5月頃から花が咲いています。ハンゲはサトイモ科の植物で、漢方では球茎を半夏と言い、薬用とします。

f:id:myuu-myuu:20210704135825j:plain↑ バラの2番花・ベビーフォラック ↓ バラの2番花・コーネリア

f:id:myuu-myuu:20210704135921j:plainコーネリアは普通ピンク色ですが、花が咲いたら白でした。コーネリアに白花があるかどうかよくわかりませんが、ラベルはコーネリアでした。全く別のバラかもしれません。

f:id:myuu-myuu:20210704140910j:plain↑ ヒペリカム   ↓ ヒペリカムの実

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f:id:myuu-myuu:20210704140737j:plain↑ アジサイ・マジカル  ↓ ピラミッドアジサイ・ライムライト

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f:id:myuu-myuu:20210704141623j:plain↑ 常山アジサイ(中国アジサイ)・碧の瞳   ↓ 八重咲きクチナシ

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f:id:myuu-myuu:20210704140642j:plain↑ ↓ キキョウ

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f:id:myuu-myuu:20210704142137j:plain↑ ↓ スカビオサ(西洋マツムシソウ

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f:id:myuu-myuu:20210704142845j:plain↑ ポンポン咲きダリア  ↓ ダリア・ガッツアリア・フラミンゴ

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f:id:myuu-myuu:20210704140837j:plain↑ モナルダ  ↓ フロックス・ツイスト

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f:id:myuu-myuu:20210704143723j:plain↑ ↓ エキナセア

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f:id:myuu-myuu:20210704142743j:plain↑ ギボウシの花

f:id:myuu-myuu:20210704143306j:plain↑ ヘメロカリス   ↓ スカシユリ(カタツムリに食害されています。)

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 今、私の庭はカタツムリが異常発生していて、雨上がりに庭に出ると気持ち悪いほどたくさんのカタツムリを見ます。軟らかい葉や花弁が食害されて、無残な姿をさらしています。私の庭で見られるカタツムリは3種類です。

f:id:myuu-myuu:20210704144630j:plain↑ 昔から見られるカタツムリ  ↓ 外国産らしいカタツムリ

f:id:myuu-myuu:20210704144650j:plainこのカラの真ん中が黄色いカタツムリは、5,6年前から見られるようになり異常発生したのですが、ナメナイトと言うナメクジ退治の薬が良く効いて、今は少ししか見られません。今、異常発生しているのが、細長いカラを持ったカタツムリです。

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f:id:myuu-myuu:20210704145154j:plainところがこのカタツムリにはせっかく見つけた特効薬が全くと言ってよいほど効きません。一匹一匹手作業で捕まえています。このカタツムリに良く効く特効薬を知っている方がいたら、教えて下さい。

 

 夏の定番の花、アサガオも咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20210704143620j:plain↑ スプリットペタル   ↓ スノーフレーク

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 アサガオと言っても、私の庭のアサガオは西洋アサガオ


 

 










 

 

初夏のラン(3)

 7月になりました。今年もコロナコロナで、半年が過ぎ去ってしまいました。秋のお花のシーズンには、ワクチン接種も終わるので、お花見に出かけられるようになることを期待しています。

 今回は6月に私の庭の温室で咲いた初夏のランです。

☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701113158j:plain↑ ↓ インターメディア・イロラータ

f:id:myuu-myuu:20210701113327j:plainインターメディアはブラジル原産です。イロラータはインターメディアの中でも細い花弁が特徴的です。咲き始めは淡いグリーンなのですが、咲き進むと白に変わります。インターメディアは本来春のランなのですが、2株あるので、1株は春先に咲き、2株目は遅れて今頃咲きました。

f:id:myuu-myuu:20210701113931j:plain↑ パープラタ  ↓ パープラタ・ワークハウゼリー

f:id:myuu-myuu:20210701113857j:plainパープラタは初夏の代表的なランで、ブラジル原産です。とても爽やかな香りがあります。ワークハウゼリーはリップ(唇弁)の濃い青紫色が特徴的です。

f:id:myuu-myuu:20210701114846j:plain↑ ↓ パープラタ(サンギネア × ルブラ)

f:id:myuu-myuu:20210701114919j:plainパープラタはリップの色だけが違い、他の花弁は白と言うものが多いのですが、これはサンギネアの血を引き継いでいるので、リップ以外の花弁にも絞り模様が入っています。

f:id:myuu-myuu:20210701115811j:plain↑ ↓ テネブロッサ・オーレア

f:id:myuu-myuu:20210701115847j:plainテネブロッサはブラジル原産で、普通種は花弁の色が茶色ですが、これは黄色です。咲き始めは黄緑色です。下向きに咲くのがちょっと残念です。

f:id:myuu-myuu:20210701120514j:plain↑ パカビア・アイスミルクティー  テネブロッサの交配種です。アイスミルクティーの本来の色は、名前の通りもっとベージュ色っぽかったのですが、今年は茶色っぽく色が出てしまいました。

☆☆☆ オンシジュームの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701121525j:plain↑ カリヒ(クラメリアナム × パピリオ)クラメリアナムはコスタリカパナマエクアドル、ペルーのアンデス山脈西側、パピリオは西インド諸島、コロンビア、ギアナ、ブラジル、アンデス山脈の東側に自生しています。この2つはとてもよく似ていて、その交配種であるカリヒもとてもよく似ています。いずれも花茎は1m位伸び、花は花径6~8㎝位の大きな花が1花ずつ咲いて行きます。普通のオンシジュームはチョウのような黄色い花を一度に多数つけますが、そこが違います。

f:id:myuu-myuu:20210701122725j:plain↑ オドントシジューム(オドントグロッサム × オンシジューム) 園芸センターで花が終わって値下げしたものを買ったのですが、どんな花が咲くのだろうと期待していたら、花が咲いてビックリ。あまりの花の派手さに驚きました。花が咲いている時には絶対買わないだろうなあと思いました。

☆☆☆ バンダの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701123545j:plain↑ ミカドブルー   昨年花が4回も咲いたので、しばらくお休みしていて、今年初めての開花です。今年はあと1回咲いたら十分です。

☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701123918j:plain↑ ↓ ミニコチョウラン

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f:id:myuu-myuu:20210701124051j:plain↑ ミニコチョウラン・チャーリー

 最近手に入れたチョコレート色のミニコチョウランですが、よく見ると同じ株に2種類の花が咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210701124114j:plain ランのつくりは、外側の3枚がガク、内側の3枚が花弁でうち1枚はリップと言って唇を付き出したような形をしています。このチャーリーの場合、1種類目はリップは白っぽく、他の2枚はチョコレート色に白い覆輪です。ガクは後ろに隠れるようになり、あまり目立ちません。

f:id:myuu-myuu:20210701124140j:plain2種類目は、花弁が3枚ともほぼ同じ形、色をしています。3枚の花弁が抱き合うように集まっているので、ガクが目立ちます。突然変異で、このような咲き方になるようです。東洋ランなどでは、三蝶咲きと言って、珍重されます。来年、果たして同じ咲き方をするかどうかは分かりませんが、楽しみでもあります。

 

 

 

ヘメロカリス

 遅れて梅雨入りしたものの、雨らしい雨が降らず、庭の土の乾きが早く、毎日水かけに追われています。雨が降って欲しいです。

 今まつこの庭では、ヘメロカリスが花盛りです。

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 ヘメロカリスはユリ科の植物で、もともとは日本や中国に自生するカンゾウキスゲをもとにして、100年ほど前にヨーロッパで、第2次世界大戦後はアメリカを中心に品種改良されたものだそうです。ヘメロカリスと言うと一般的には園芸種のヘメロカリスを指すそうです。アメリカのヘメロカリスのカタログを見る機会があったのですが、驚くような色の組み合わせや奇抜な模様の入った花、形や大きさの大胆な変化など、アメリカ人の感覚と日本人の感覚があまりにもかけ離れているのに驚きました。とてもカンゾウキスゲが元になっているヘメロカリスとは思えませんでした。

f:id:myuu-myuu:20210628130237j:plain↑ ヤブカンゾウ

 ヤブカンゾウはヘメロカリスの原種の一つで、古い時代に中国から日本に入って来て、今では日本各地に自生しているようです。私の庭にも昔からあり、増えるたびにあちこちに移植したので、梅雨の時期の庭を明るく彩ってくれています。オレンジ色の細い花弁に濃いオレンジ色のスジ模様が入り、八重咲きです。八重咲きのヘメロカリスに大きな影響を与えているようです。ヤブカンゾウは咲き始めたばかりです。

 ヘメロカリスの色はオレンジ色や黄色を中心に赤、赤黒、ピンク、紫、白に近いクリーム色など、形や大きさは大輪、小輪、丸弁、細弁、波状(フリル)弁など、咲き方は一重咲き、八重咲き、2色咲き、フリル咲き、スパイダー咲き(花弁が超細弁)などバラエティーに富んでいます。日本でも盛んに育種が行われているようです。

☆☆☆ 一重咲き ☆☆☆

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☆☆☆ 八重咲き ☆☆☆

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☆☆☆ 2色咲き ☆☆☆

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☆☆☆ フリル咲き ☆☆☆

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☆☆☆ スパイダー咲き ☆☆☆

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 ヘメロカリスはギリシャ語でhemer(1日)callos(美)が語源となり、1日限りの美を意味するそうです。英名のディリリーも、day(1日)lily(ユリ)で、1日花であることが名前の由来になっているそうです。朝花が開くと夕方には閉じてしまいますが、次々に花を咲かせるので、開花期間は比較的長いと言っても良いと思います。2回咲く2季咲きのヘメロカリスもあります。

 梅雨明けまで花を楽しませてくれると思います。