まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

アスターとマム

 10月もあと少しです。朝夕は冷えても、日中は真夏日続きでした。あまりの寒暖差に体調を崩す人も多かったようです。私も寒暖差アレルギーで、熱はないのにくしゃみや鼻つまりがひどかったです。

 10月最後は、今園芸店に出回っている盛りのアスターやマムです。

 アスターと言っても、夏の時期に仏花として利用される中国原産の別名エゾギク(蝦夷菊)と呼ばれるものではなく、今の時期が花の盛りの宿根アスタークジャクアスターと呼ばれているアスターです。

↑ アスター・ビクトリア    ↓ アスターの寄せ植え

  ↑ アスターシュウメイギクウインターコスモスの寄せ植え

 宿根アスタークジャクアスターと呼ばれるアスターは、北米原産のキク科の宿根植物であるユウゼンギク(友禅菊)やクジャクソウ(孔雀草)などをもとに交配されたものだそうです。

 ユウゼンギクは日本へは明治時代半ばに入って来て、今では日本全国に野生化しているそうです。花は白、ピンク、青などがあり、色が美しくまるで友禅染のように鮮やかであることからこの名があるそうです。花径は2~3㎝程度、背丈は40㎝~1mになります。英名はミカエル・デージーとかニューヨークアスターの名があるそうです。

 クジャクソウも北米原産ですが、日本への渡来は比較的新しく、1950年代に日本へ入って来たそうです。花色はやはり白、ピンク、青があり、特に白はシロクジャクと呼ばれるそうです。花径は2~3㎝程度、背丈は50~1,5mになります。英名はアスター・エリコイディスです。

↑ このアスターはラベルに八重咲きクジャクアスターの名がありました。

 私はユウゼンギクやクジャクソウは日本に昔からあるものだと思っていました。和名が植物の花姿にあまりにもぴったり合っているからでしょうね。

 

 マムはキク(菊)のことです。キクは中国の原種が交配され、今の園芸種のマムにつながっています。キクは日本では平安初期には栽培されていたようです。今園芸店に盛んに出回っているのがポットマムやガーデンマムと言われる鉢植えの小菊です。

↑ ガーデンマム・ジジ・コーラル   ↓ ガーデンマムの寄せ植え

↑ パール   ↓ ピーチ

↑ レッド    ↓ イエロー

 アメリカで1950年代に誕生したのが、小型の鉢植え菊で、ポットマムと名付けられました。ポットマムは縦に生長しますが、ドーム状にこんもりと花を咲かせるのがガーデンマムで、ヨーロッパで誕生しました。日本に古来からあるキクに対して、ポットマムやガーデンマムは洋菊とも呼ばれます。

↑ ポットマムポンポン咲き・サンディマム・サンディ  このマムは花の大きさが1㎝程度しかなく、とても小さな可愛らしい緑色の花を咲かせます。

 ポットマムやガーデンマムは最初の年は背丈が20㎝程度ですが、次の秋に咲かせると、背丈が3~4倍になります。地植えにすると1mを超えることもあります。

↑ ↓ 2年目のガーデンマム・ジジ

 地植えにした場合は、花を咲かせる前に一度切り戻しをした方がよいようです。

 

 先日7回目のコロナワクチンの予防接種を受けました。お医者さんに「7回目では皆勤賞ものですね。」と言われました。最近コロナへの危機感が薄れてきたようで、ワクチン接種を受けない人が増えているそうです。インフルエンザの方は接種希望が多い様で、予約が2カ月後でした。高齢者、しかも持病があるので、接種の機会がある限り、受け続けようと思っています。