3月に入り、暖かかった2月が嘘のように冬並みの寒さが続きました。今日は久しぶりに晴れて暖かくなったと思ったら、明日はまた南岸低気圧の影響で雪の予報です。寒暖の差があまりにも大きく、寒いだけでなく、私の場合は腰痛や膝痛も伴うので、老体の身にはあまりにも辛すぎます。
今回はまつこの庭で咲いた椿の4回目です。
★★★ 一重咲き ★★★
↑ 花明かり(中輪、ピンクに白覆輪) ↓ 吹雪白玉(中輪、白に吹っ掛け絞り)
覆輪と言うのは、花弁の縁に入る縁取りのことで、細く入ることも太く入ることもあります。絞り模様にはスジ模様の縦絞りや細かい点のような吹っ掛け絞りがあります。吹雪白玉には、吹っ掛け絞りの他に縦絞りも入っています。
↑ 紺ワビスケ(黒赤小輪) ↓ 太郎冠者(小輪)
庭植えになっているワビスケ椿は太郎冠者かなと思っていましたが、いろいろ調べてみたらどうやら太郎冠者ではなく、数寄屋ワビスケのようです。
↑ 庭植えのワビスケツバキ(小輪、数寄屋ワビスケ?) ↓ 玉霞(中輪)
これは白一色ですが、本来の玉霞は白に赤の絞り模様が入るようです。
↑ チューリップタイム(中輪、アメリカ産出) ↓ チューリップタイムのつぼみ
チューリップタイムは花やつぼみが原種チューリップのように見えることからこの名が付いたそうです。
★★★ 八重咲き ★★★
↑ ナイトライダー(黒赤小輪、ニュージーランド) ↓ 花の里(黒赤中輪)
↑ ↓ 名前不明(中輪)
↑ ↓ エレガンススプレンダー(ピンクに白覆輪大輪、アメリカ産出)
本来のエレガンススプレンダーは唐子咲きのはずでしたが、以前紹介したエレガンススプレンダーはぼたん咲きでした。
今回咲いたのは別の株ですが、唐子咲きにもボタン咲きにもならず、普通の八重咲きになってしまいました。エレガンススプレンダーの枝替わりのエレガンスシャンペンは唐子咲きですが、
エレガンススプレンダーは、このような花形でピンク色の唐子咲きの花が咲くはずでした。
でも八重咲きのものもボタン咲きのものもそれなりに見ごたえのある花だと思います。
★★★ 千重咲き ★★★↑ トムタム(白覆輪中輪、アメリカ産出)
↑ ↓ ハイジンクス(ピンクに吹っ掛け絞り大輪、ニュージーランド産出)
椿は、知れば知るほど魅力的な花だと思います。冬花の少ない時期に花を咲かせるのが、何より良いことです。日本の花と思われている椿ですが、日本よりアメリカなどで交配が盛んに行われ、バラの花にも負けないような華やかな花がどんどん作られているようです。