まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

センニンソウとボタンヅル

 遅ればせながら私もやっと1回目のコロナワクチンの接種が終わりました。心配していた副反応も、接種した腕が少し痛んだ程度で、熱も出ず、安心しました。今猛威を振るっているデルタ株には効き目が少し落ちるそうで、デルタ株よりずっと感染力が強いと言われるラムダ株が流行り始めたら、もっと効き目が落ちそうです。イスラエルでは3回目の接種を始めたそうです。1回目が終わってやれやれと思っていましたが、効き目が落ちるのでは、先行き不安です。コロナとの戦いはまだまだ続きそうですね!!

 8月になったばかりだと言うのに、例年お盆過ぎに咲くセンニンソウが、もう咲き始めています。

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 センニンソウキンポウゲ科のつる性植物で、日本に自生する原種クレマチスの一つです。白い花弁のように見えるのはガクで4枚あります。真ん中にめしべがあり、その周りを多数のおしべが取り囲んでいます。実についた白い毛が仙人の髭を思わせる事からこの名があるようです。株全体に毒があり、牛や馬でさえ食べないと言うことで、ウマクワズと言う別名もあるそうです。

 私の庭にはこのセンニンソウとよく似たボタンヅルもあります。

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 ボタンヅルもセンニンソウと同じキンポウゲ科のつる性植物で、日本に自生する原種クレマチスの一つです。

 センニンソウとボタンヅルは本当によく似ていて、一目で区別できる人は植物学者かよほど植物好きの人だと言われるほどです。私も自分の庭に2種類ある事にしばらく気付かず、同じものだと思っていました。買った時、どちらもセンニンソウのラベルが付いていたからです。ブログに載せるのに図鑑で調べていたら、センニンソウとボタンヅルが2つ並んでいて、それで気がついたのです。

f:id:myuu-myuu:20210804133500j:plain↑ センニンソウの花   ↓ ボタンヅルの花

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 どちらも花径2㎝前後で、白い花弁のように見えるのはガクで、真ん中にめしべ、取り囲むように多数のおしべ、花のつくりは同じです。違うのは、センニンソウはおしべがガクよりやや短く、ボタンヅルはおしべがガクと同じかやや長いところです。そのために花が開いた時に、ボタンヅルの方がやや華やかに見えるようです。花色もボタンヅルの方はややクリーム色がかっているようです。

f:id:myuu-myuu:20210804140628j:plain↑ センニンソウ   ↓ ボタンヅル

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 遠目にはボタンヅルは緑の中に溶け込んでしまい、花が目立ちません。

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f:id:myuu-myuu:20210804141132j:plain↑ サンショウの木を這い上がり、花を咲かせるセンニンソウ

 センニンソウとボタンヅルの決定的な違いは葉の形です。

f:id:myuu-myuu:20210804141612j:plain↑ センニンソウの葉     ↓ ボタンヅルの葉

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 センニンソウの葉は普通のクレマチスのような丸みを帯びた葉ですが、ボタンヅルは名前の由来となっているようにボタンの葉の形に似ています。

 よく似ているセンニンソウとボタンヅルですが、生育地も少し違います。センニンソウは日本各地の野原に、ボタンヅルは北海道を除いた山野に自生しているそうです。花期は8月~9月となっていますが、例年私の庭ではお盆過ぎに咲いていました。昨年はお盆前に、今年はセンニンソウが少し早く7月の終わりごろから咲き始めました。少しずつ花の咲く時期が狂ってきているような気がします。

 

 連日金メダルラッシュに沸くオリンピックもあと数日を残すだけとなりました。

 メダルの授与式の時に、メダルと一緒に渡される花束がちょっと気になっていました。黄色のヒマワリは見てすぐに分かったのですが、青い花と黄緑の花が何だろうと考えてしまいました。青は時期的にリンドウだろうと見当が付いたのですが、黄緑色の花と言うと限られるので、カーネーションかキクかトルコキキョウだろうと思いました。でも私が知っているそれらの花はどれも淡いグリーンなので、当てはまらない気がしたのですが、日本と言えば菊、きっと新しく開発した緑のキクではないかと思いました。

 ネットで調べると、あの花束のことはオリンピックビクトリーブーケという名であることが分かりました。そしてこのブーケには、震災からの復興の意味が込められているそうです。黄はヒマワリ(宮城産)、青はリンドウ(岩手産)、そして緑はトルコギキョウ(福島産)の3つの花にナルコラン(福島産)とハラン(東京産)が添えられているそうです。ブーケには被災地の特産の花が使われていたのです。

 メダルと一緒に渡されるブーケにこんな意味が込められている事を知らなかったのは私だけでしょうか。無事オリンピックが終わることを願います。

 

昔懐かしい夏の花

 子どものころを思い出す夏の花と言うと、鳳仙花(ホウセンカ)、松葉牡丹(マツバボタン)、白粉花オシロイバナ)、花魁花(オイランバナ)、鬼灯(ホオズキ)、朝鮮菊(チョウセンギク)などです。嫁いで来てからも庭にはこれらの花が植えられていました。亡き義母が花が好きだったからです。もし花が嫌いな姑だったら、「花なんて無駄使いだ。」とか、「嫁の分際で温室なんか建てて。」と言われたに違いありません。田舎ですから実際そういう考え方をするお姑さんもいました。義母が花好きで良かったとしみじみ思います。

☆☆☆ 鳳仙花(ホウセンカ)☆☆☆

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 ホウセンカはインド、東南アジア原産のツリフネソウ科の一年草で、江戸時代末期に渡来したそうです。実は熟すと自然にはじけ種を飛ばします。触っただけでもはじけるので、子どもの時はそれが面白くて、パンパンに熟した種を見つけては触って遊んだものでした。ホウセンカは学名がインパーチェンスですが、ラテン語で「我慢できない」と言う意味だそうです。種が自然にはじける様子が名前の由来になっているようです。

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 赤いホウセンカは、昔女の子が爪を赤く染めて遊んだことから爪紅(ツマクレナイ、ツベニ)と言う別名もあります。

 最近はインパーチェンス(アフリカホウセンカ)やニューギニアインパーチェンスが多く植えられ、昔ながらのホウセンカはあまり見かけなくなりました。

f:id:myuu-myuu:20210801143913j:plain↑ ニューギニアインパーチェンスの園芸種・サンパチェンス

 ホウセンカは一度植えるとこぼれ種から毎年花を咲かせます。

☆☆☆ 松葉牡丹(マツバボタン)☆☆☆

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 松葉牡丹(マツバボタン)はブラジル原産のスベリヒユ科一年草で、幕末のころに日本に渡来したそうです。葉が多肉質で乾燥に強いので、ヒデリソウの別名があります。私の母はマツバボタンではなく、ヒデリソウと呼んでいました。子どものころのマツバボタンはこんなに豪華な八重咲きではなく、一重咲きのシンプルな花だったと思います。

 早朝に花が開き、お昼ごろには花がしぼむ1日花です。原産地のブラジルでは、11時ごろには花がしぼむので、「11時の花」と呼ばれるそうです。

 最近はマツバボタンの近縁種のポーチュラカが植えられることが多く、ポーチュラカの苗はたくさん園芸店に並んでいますが、昔ながらのマツバボタンの苗はめったに見かけないように思います。

f:id:myuu-myuu:20210801145715j:plain↑ ポーチュラカ

☆☆☆ 白粉花オシロイバナ) ☆☆☆

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 白粉花オシロイバナ)は南アメリカ原産のオシロイバナ科の多年草で、江戸時代の初めごろに渡来したそうです。種の中には良く知られているように白い粉状のものが入っているので、白い粉が白粉のようなので、オシロイバナの名があります。子どものころ、この白い粉を取り出して顔にぬり、お化粧ごっこをしたものです。

 花は夕方開き、芳香があるので、夕化粧(ユウゲショウ)の別名もあります。夕方花が開く事からオシロイバナは英名をフォーオクロック(4時草)と言います。

 一般的にはオシロイバナは種から育つ一年草と思われていますが、実際は根がイモ状になり宿根するので、多年草です。もちろん種からも発芽し、生長します。私の庭では、宿根したものが毎年同じ場所に群生します。最近はヤブミョウガが勢力を拡大して、オシロイバナの群生が小さくなっています。

☆☆☆ 花魁花(オイランバナ) ☆☆☆

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 花魁花(オイランバナ)はオイランソウが正しいようですが、私の子どものころはそう呼びました。オイランソウは北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、大正時代に渡来したそうです。オイランソウの正式名称は宿根フロックスで、和名はクサキョウチクトウです。独特の匂いがありますが、それが花魁の使っていた白粉に似ている事からこの名があるそうです。子どもの時は花魁がどんなものか全く知らずに、色水を作って遊んでいました。あとで花魁や名前のいわれを知ってから、独特の香りは花魁が使っていたという白粉の香りなんだということを知りました。

 今は色々な種類のオイランソウ(フロックス)が出ていますが、私にとってのオイランバナは赤い色水の作れる赤紫色の花です。赤紫色以外のオイランソウは、花魁花ではなく、やっぱりフロックスの名がふさわしい気がします。

f:id:myuu-myuu:20210801153628j:plain↑ ↓ フロックス

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☆☆☆ 鬼灯(ホオズキ)☆☆☆f:id:myuu-myuu:20210801154558j:plain

 鬼灯(ホオズキ)は、日本に自生するナス科の一年草です。6月頃に白い小さな花を咲かせます。目立たないので、気付かないことが多いです。

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 花が終わると5枚のガクが発達して果実を包み袋状になり、7月頃、緑色の実は黄色からオレンジ色へと熟すにつれて色が変化していきます。

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 オレンジ色の袋の中に入っている実の中から種を取り出して、口の中でキュッキュッと鳴らして遊びます。子どものころ、私にはこれが出来なくて、キュッキュッと鳴らせる友達が羨ましかったものです。

 私の庭では毎年たくさんのホオズキが出て来ます。しかも背が高くなり、倒れるほどたくさんの実を生らせます。

☆☆☆ 朝鮮菊(チョウセンギク) ☆☆☆

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 長い間、この花をチョウセンギクと呼んで来ました。実家ではお盆の仏さまに供えるお膳のお箸としてオミナエシの茎を使うのですが、無い時は代わりにこのチョウセンギクの茎をお箸として使っていました。チョウセンギクの名は子どものころに母に教えられたのです。60年以上その名が当たり前でした。

 5年ぐらい前にブログにこの花を載せようと思って図鑑やネットで調べても、そんな名前の花は出て来ませんでした。ひょっとして別の名前かも知れないと思い、夫に聞いても同じ答えでした。2、3年前身近な野草・雑草と言う図鑑を見ていて、偶然この花の正式な名前を知ることができました。八重咲き大反魂草(オオハンゴンソウ)、別名花笠菊(ハナガサギク)という名でした。八重咲きオオハンゴンソウはキレイな大きな花を咲かせるのに、雑草の仲間扱いだったのですね。

 八重咲きオオハンゴンソウは、北アメリカ原産のキク科の多年草で、明治中期に観賞用に渡来したそうです。今では全国に広がり、特に寒冷地で野生化しているそうです。北アメリカ原産であるにも関わらず、なぜチョウセンの名がついたのか不思議ですが、今までは多くの草花は朝鮮半島を経て日本にやって来ると言う経緯があったので、外国から入って来たものには、チョウセンと付けてしまう風潮(?)みたいなものがあったのかもしれません。

 この八重咲きオオハンゴンソウについて新しい情報を得ました。オオキンケイギクと同じように日本の植物の生態系を壊すということで、特定外来生物の1つに指定されているのだそうです。オオハンゴンソウは特に尾瀬などの水生植物に大きな影響を与えているそうです。昔から庭にある花が今や特定外来生物と言われても・・・・・、ちょっと困ります。人さまには譲らないで、私の庭だけで育てていれば、大丈夫ですよね。


 

 

ダリアの花

 東京に4回目の緊急事態宣言が出て2週間、今までなら感染が幾分減少するのに、今度ばかりは爆発的な感染拡大が起きています。オリンピック開催の影響が大きいようです。今はデルタ株(インド株)が占めていますが、感染力がもっと強いと言われるラムダ株(ペルー株)がオリンピックを機に流行しそうだと言われています。コロナは次々に新しい変異株が出て来て、なかなか収まりそうにないですね。

 今回は、まつこの庭で咲くダリアの花です。

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 ダリアは、メキシコ原産のキク科の球根植物で、約400年前にメキシコ高原で発見され、スペインに伝わり、品種改良が重ねられ、花色、形、咲き方など数多くの品種が作られ、世界中に広まりました。日本には江戸時代の終わり頃、オランダから長崎に伝わったそうです。ボタンの花に似ていたので、天竺(舶来の意)ボタンの和名があります。

 花色は赤、黄、橙、桃、紫、白など、大きさは大輪、中輪、小輪、咲き方はシングル(一重)咲き、ピオニー(半八重)咲き、ディコラ(幅広い花弁の万重)咲き、カクタス(細い花弁の万重)咲き、ポンポン(球形)咲き、アネモネ(丁子)咲き、コラレット咲き(花弁の元に色違いの副花弁をもつ)、オーキッド咲き(一重の細い花弁が内側に巻き込む)など、バラエティーに富んでいます。

☆☆☆ シングル咲き ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210730143523j:plain↑ ブラックビューティー  (私が種から育てたダリアです。実際の色はもっと赤黒いです。)

☆☆☆ ピオニー咲き ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210730143834j:plain↑ 八重咲きガッツアリア・クリーム

☆☆☆ デコラ咲き ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210730141629j:plain↑ ウエディングマーチ   ↓ リド

f:id:myuu-myuu:20210730141527j:plain↑ ↓ カタツムリの食害を受けたリド

f:id:myuu-myuu:20210730141655j:plainタツムリはダリアの花が大好きのようで、つぼみのうちから花弁の縁が食害されてボロボロです。形を保っている花を探すのが大変なほどです。

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↑ ブラックジャック    ↓ 大輪デコラ咲き・名前不明

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☆☆☆ カクタス咲き ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210730144818j:plain↑ ペチカ   ↓ 名前不明

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f:id:myuu-myuu:20210730145013j:plain↑ 艶舞(エンブ)

☆☆☆ ポンポン咲き ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210730150749j:plain↑ 玉の光   ↓ 声変わり

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f:id:myuu-myuu:20210730144644j:plain↑ ブラッキー

☆☆☆ コラレット咲き ☆☆☆

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 もう7月も終わりです。何だか1か月が経つのが早いような気がします。連日雨、連日猛暑、逆走台風、連日ゲリラ雷雨と週替わりで目まぐるしく変化する天気、オリンピック開催、金メダルラッシュ、コロナ感染爆発と振り回されているからでしょうか。

 8月には私もやっとコロナワクチン接種ができそうです。高齢者の85%が終わっているというのに、やっと私の番がまわってきます。夫は一足早く終わったのですが、2回とも副反応らしきものがほとんど出ず、気抜けしたようです。

 

 

夏の花(2)

 逆走台風8号が関東地方を直撃しそうでしたが、進路がそれてちょっと一安心です。もし東北に上陸した時は被害がないように願っています。

 私の亡き母がよく言ったものです。「モヤモヤすると台風は来るけど、モヤモヤしない時は台風は来ないよ。」と。モヤモヤすると言うのは蒸し暑い風が吹く事で、台風が来る前兆ととらえていたようです。確かに台風は暑く湿った風と雨を運んできます。長い経験からの母の言葉です。昨夜雨が降り始めると空気が冷たく感じられました。私は台風が直撃しないことを確信しました。母の言った事はこれまでほとんど当たりましたから・・・・・。

 梅雨明け以来の久しぶりの雨に、草花たちは潤いを貰い、生き返ったようです。このところの猛暑で土はカラカラに乾き、草花は日中クタッとしていました。

f:id:myuu-myuu:20210727161432j:plain↑ フロックス   ↓ クレオメf:id:myuu-myuu:20210727161709j:plain

f:id:myuu-myuu:20210727162950j:plain↑ ↓ ヘメロカリス

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f:id:myuu-myuu:20210727164007j:plain↑ ↓ パイナップルリリ

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f:id:myuu-myuu:20210727164336j:plain↑ 花の重みで曲がったパイナップルリリー   ↓ ナツズイセン

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f:id:myuu-myuu:20210727162210j:plain↑ ↓ アメリカリョウブ

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f:id:myuu-myuu:20210727162028j:plain↑ ボタンクサギ    ↓ ノボタン

f:id:myuu-myuu:20210727162650j:plainノボタンは奄美大島や沖縄、東南アジアなどに自生する熱帯低木なので、温室の中で花を咲かせました。今年は花が少し早いような気がします。

f:id:myuu-myuu:20210727162619j:plain↑ ムクゲ   ↓ サルスベリ

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f:id:myuu-myuu:20210727164527j:plain↑ モナルダベルガモット)  ↓ エキナセア・グリーンエンジェル

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f:id:myuu-myuu:20210727165204j:plain↑ サンパチェンス    ↓ ペンタス

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f:id:myuu-myuu:20210727165327j:plain↑ サンク・エール   ↓ ニチニチソウ・タトゥー

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f:id:myuu-myuu:20210727165118j:plain↑ 八重咲きハンゴンソウ   ↓ ヒメシオン

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f:id:myuu-myuu:20210727170504j:plain↑ ヤブラン   ↓ ヤブミョウガ

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 ヤブミョウガは先日紹介したミョウガに葉がそっくりです。藪の中に生えるミョウガと言う意味でこの名があります。ミョウガはショウガ科の植物ですが、ヤブミョウガツユクサ科の植物です。株元に花を付けるミョウガと違って、頭頂に花を付けるのは、フクジンソウと同じです。ぎっしりと付けた白い花は、秋には青い実になります。f:id:myuu-myuu:20210727170603j:plain↑ スネイルフラワー(真夏の青いスイトピー)

 スネイルフラワーはグリーンカーテンによく使われますが、名前の由来はつぼみにあります。

f:id:myuu-myuu:20210727170636j:plainつぼみがカタツムリ(スネイル)にそっくりです。夏に咲くので、真夏の青いスイトピーの別名もあります。

 夏になる度水かけが大変で、来年こそはプランターの数を減らそうと思うのですが、のど元過ぎれば・・・・・で、毎年同じことを繰り返しています。コロナ渦で外出がままならないだけに、毎日庭に出て元気に咲いた花を見るのが何よりの慰めです。

 

福神草(フクジンソウ)の花

 連日猛暑続きですが、福神草(フクジンソウ)の花が咲き始めました。暑さを吹き飛ばしてくれるような爽やかな白い花です。香りはありません。

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 フクジンソウの花のつぼみはワインレッドで、ピンクの苞(ガクのようなもの)から白いクレープペーパーのような花を咲かせます。

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f:id:myuu-myuu:20210724140901j:plain花径は8㎝ぐらいです。1日花で朝花を開くと夕方にはしぼみます。下から上へと毎日1~3輪ずつ花が咲き上がっていきます。

 フクジンソウはインド東部から東南アジアなど熱帯雨林気候区の原産で、ショウガ科の植物です。ショウガのような根茎は食用や薬用に使われるそうです。背丈は1~2m位で、地植えにすると2.5~3m位まで育ちます。茎や葉は同じショウガ科のショウガやミョウガとそっくりです。

f:id:myuu-myuu:20210724140056j:plain↑ フクジンソウ   ↓ ミョウガ

f:id:myuu-myuu:20210724140150j:plain並べてみれば分かりますが、一見しただけではよく分からないと思います。フクジンソウの茎は赤く葉が螺旋状に付くところがミョウガと違う所だと思います。

 決定的に違うのは花の付き方です。フクジンソウは花が茎の頭頂に付きますが、ミョウガは、花が茎の根元に付く事です。(ショウガも同じだそうですが、めったに花は付かないそうです。)

f:id:myuu-myuu:20210724141814j:plain↑ フクジンソウの花   ↓ ミョウガの花f:id:myuu-myuu:20210724141851j:plain

f:id:myuu-myuu:20210724141929j:plain↑ ミョウガのツボミ

 私たちが薬味として食べているミョウガは実はミョウガの花(つぼみ)なのです。

 私の庭にはたくさんのフクジンソウが植えてあります。1株から株分けや挿し木などで増やしたものです。寒さに弱いので、地植えしたままでは冬越し出来ないので、根茎を掘り上げて温室に取り込みます。昨年は地植えしたまま冬越し出来ないかと土を山のように被せてみたのですが、やはり芽が腐ってしまいました。昨冬は特に厳冬だったので、無理だったようです。やはり掘り上げて温室に転がしておくのが、一番手っ取り早く、確実な方法のようです。

 たくさん増えたフクジンソウは花友のところにお嫁に行き、冬は里帰りして温室で過ごし、また嫁ぎ先にもどるというサイクルだったのですが、コロナの影響で行き来が大変だということで、それぞれ冬越しの方法を模索してくれました。1mの深さの穴に入れると言うのが一番オーソドックスな方法ですが、穴を掘るのが大変です。地植えしたままたっぷりベラボン(ココナツヤシの繊維)を被せその上に土をかける、発泡スチロールの箱を被せてから土を被せる、お米の袋や発泡スチロールの箱に入れて家の中に置くなど、冬越しの方法を色々考えてくれました。

 フクジンソウはこれから10月までお花を楽しませてくれると思います。


 いよいよオリンピックが始まりました。
 開会式を目前に相次ぐ関係者の辞任、解任、コロナ感染者の急拡大で、オリンピック大丈夫なの?と心配したのですが、何とか無事開会式が終わり、オリンピック競技も始まりました。

 開会式で印象に残ったのは、各国の選手の意匠を凝らしたユニホームでした。コロナ渦のオリンピックらしくマスクもコーディネイトされていたのにはビックリです。カラフルなユニホームをまとった選手入場だけで充分なような気がしました。ましてやコロナ渦のオリンピックの開会式ですから、特別なショーも長い挨拶も要らないような気がしました。

 前回の東京オリンピックの時、私は小学校6年生でした。小学校の近くの国道を走る聖火を鼓笛隊の演奏で迎えた事、カラーテレビに映る青空に鮮やかに描かれた五輪のマークが印象的だった事などが思い出されます。

 参加した選手たちがそれぞれの力を発揮し、無事オリンピックが終わることを願います。

 

ユリの花(2)

 梅雨末期は連日うんざりするほどの雨続き、梅雨明けしたした途端連日の猛暑続き、天気が両極端で、程よく雨が降り、程よく暑い日はもう望めないのでしょうか?

 異常発生したカタツムリは暑くなったせいかそれほど見かけなくなりましたが、朝夕水かけすると何処からともなく姿を見せます。今でも根気よく100匹、200匹と捕まえています。

 カタツムリの食害を受けたユリですが、かろうじて何株か花を咲かせました。

 被害がないとこんなにきれいな花が咲きます。カサブランカです。

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 カタツムリの被害を受けるとこんな風になります。

f:id:myuu-myuu:20210721140034j:plain花の縁がボロボロです。花茎にシンクイムシが入って茎ごと倒れてしまったカサブランカを水に挿しておいたら、いびつな形をしていますが、花を咲かせました。

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 カサブランカはオリエンタルハイブリッドリリーの1品種で、オリエンタルハイブリッドリリーの中では最も有名なユリです。オリエンタルハイブリッドは日本原種のユリである山ユリ、ササユリ、カノコユリなどをもとにアメリカやヨーロッパなどで交配が行われました。カサブランカは初めニュージーランドカノコユリとササユリをもとに育成され、オランダで大量に増殖され世界中に広まったそうです。日本ではバブルの頃に大流行したそうです。花の大きさなど見た感じは山ユリの雰囲気を持っているのに、山ユリの血は全然入っていないそうです。

 このカサブランカをもとにしたオリエンタルハイブリッドリリーがたくさん作出されて、カサブランカファミリーを形成しています。私の庭でも咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210721142627j:plain↑ ↓ マンボ(レッドカサブランカ

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 レッドカサブランカと言われるものは色々な個体名が付いて売られています。マンボはレッドカサブランカの中でも古い種類だと思います。花弁の形がカサブランカそっくりです。もう一つレッドカサブランカがあります。

f:id:myuu-myuu:20210721142514j:plain↑ ↓ スコーピオ(レッドカサブランカ

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 スコーピオはマンボよりは新しい品種だと思います。マンボより花弁が細く、赤色が鮮やかです。スコーピオは一昨年ホームセンターで安売りしていた球根を買って植えたものです。昨年花が咲くと花がやや上向きなので勝手にスカシユリ系のアジアンティックハイブリッドリリーなのかと思い込んでいました。スコーピオの名前だけの記述でオリエンタルハイブリッドリリーの記述がなかったので、そう思ってしまったのですね。今回ブログに載せるのに調べてみたら、オリエンタルハイブリッドリリーで、カサブランカ系であることが分かりました。(1球の値段もホームセンターの値段の3倍もしているので、ビックリです。)

 私の庭のカサブランカファミリーはあと黄色と紫がありますが、一足先に咲きました。ユリの花(1)で紹介しました。

 

 23日のオリンピック開会式を前に一部の競技が始まりました。安全なはずのバブル方式のようですが、次々にコロナ感染者が出てきたようですし、東京のコロナ感染者も急激に拡大しているようです。オリンピックが無事始まり終わるのか、終わった後はどうなるのかとっても不安です。

 

 

ホヤ・カウダータ

 オリンピックまであと5日。コロナ感染者の拡大が止まりません。こんな状況で、開催して大丈夫なのでしょうか?

 先日まだ咲いた事のないホヤが咲きそうだと言いましたが、そのホヤが咲きました。ホヤ・カウダータです。

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 つぼみの段階から真ん中に突起のようなものがあり、ちょっと変わっているなとは思っていましたが、f:id:myuu-myuu:20210718133425j:plain開花してみると、外側の花弁に毛のようなものがびっしりと生えています。表側だけで裏側には生えていません。こんなホヤの花は初めて見ました。f:id:myuu-myuu:20210718133722j:plainそして内側の花弁の真ん中にはおしべのようなものがあります。つぼみの時の突起の正体はこれだったようです。ホヤの花のつくりを調べたのですが、分かりませんでした。

 ホヤ・カルノーサの花と比べても変わった花であることが分かります。

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 変わっているのは花だけではなく、葉も変わっています。

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 ホヤの葉は一般的につるつるしていますが、カウダータは葉の表も裏もザラザラしています。葉の模様も変わっています。白くカビでも生えたようです。

 ホヤの花は1週間位花を楽しめるのですが、カウダータが咲いた翌日、何者にか茎の元から切られて花が落ちていました。咲く前からカタツムリには気を付けていたのですが、おそらくカタツムリの仕業だと思います。我が家にやってきてせっかく初めて花を咲かせたのに、たった1日の命でした。楽しみにしていただけに私もガッカリです。花座が残らなかったので、あと1回と言うわけにはいきません。ホヤは同じ場所に花を付けるからです。写真に残すことができたのが、せめてもの救いです。