まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ダリアの花

 先週の3連休に続き、今回の3連休も台風に見舞われました。今回の台風15号は熱帯低気圧から台風に変わったと思ったのも束の間、早々と温帯低気圧への変わり身の速さに驚きました。雨台風だとかで、温低に変わっても豪雨被害を出しているようです。私の住む市でも避難指示が出されている所があり、心配されます。雨はこれから明日にかけ強くなるようですが、大きな被害が出ない事を願うばかりです。

 まつこの庭では、ダリアの花が咲き始めました。球根をたくさん植えたにも関わらず、今年もカタツムリの食害に遭い、花が咲く前に枯れたり、花が咲いても花弁がぼろぼろになり見るも無残な姿になったりして、きれいに花が咲いたのは数えるほどです。

↑ ↓ デコラ咲き・ブラックジャック

 ダリアはメキシコ原産で、地下部に塊根をもつキク科の多年草です。花色は青を除くすべての色があると言われ、咲き方も一重、デコラ(八重)、カクタス(花弁が細い)、ポンポン、アネモネ(半八重)、コラレット咲きがあります。

↑ ↓ デコラ咲き・白陽

↑ ↓ デコラ咲き(ミスト)・彩雲

ミスト模様が入るダリアは珍しいです。

↑ デコラ2色咲き・リド    ↓ 巨大デコラ咲き・浮気心

   

 ウエディングマーチや彩雲は花径が13~15㎝ぐらいですが、浮気心は20㎝を超える巨大輪です。しかもこの株は赤や白、紅白など花によって色や模様を咲き分けます。これは1番最初の花で、赤にかすかに白が混じって咲いているだけですが、このあとどんな花が咲くかとても楽しみです。

↑ ↓ カクタス咲き・ウエディングマーチ

↑ カクタス咲き・名前不明↑ ポンポン咲き・ブラッキー  ↓ ポンポン咲き・織姫

↑ ↓ アネモネ咲き・名前不明

キク科の植物の真ん中の部分を頭花と言い、ふつうはおしべとめしべだけで花弁がありませんが、この頭花のおしべが花弁に変わったものをアネモネ咲きとか半八重咲きと言います。

 コラレット咲きのダリアも植えたのですが、花は咲かないでしまいました。

 まつこの庭では普通のダリアの他に皇帝ダリアと普通種ダリアとのハイブリット(交配)種のガッツアリアも咲いています。

↑ ガッツアリア・フラミンゴ   ↓ 八重咲きガッツアリア・クリーム

↑ ↓ 八重咲きガッツアリア・ピンク

 皇帝ダリアもメキシコ原産の地下部に塊根をもつキク科の多年草です。普通種に比べると短日性なので、日本では11月の頃にならないと花が咲きません。このころは早霜の頃と重なり、寒さに弱い皇帝ダリアは霜に遭うと花が咲くどころか枯れてしまいます。そこで作出されたのがガッツアリアで、花が6月ごろと10月ごろに咲くのです。

 気温が下がるとともにカタツムリの活動も鈍くなります。生き残ったダリアはこれからたくさんの花を咲かせてくれると思います。まだつぼみのガッツアリア・レッドやガッツアリア・アプリコットも花を見せてくれると思います。




 



秋の山野草

 今、大型で非常に強い台風14号が、西日本の方で大暴れしています。関東地方へは明日最接近する予報です。2019年の今頃やってきた台風を思い出します。「記録的暴風」「一瞬で世界が変わる」と言われたほどの強い台風で、お隣の千葉県が災害を受けて1カ月も停電が続いたことがありました。今回はそれ以上だと言われていましたが、刻一刻と状況は変わっているようです。直撃は免れないようです。大災害にならない事を願うばかりです。

 今回は、まつこの庭に咲く山野草です。山野草と言っても、自然に生えている雑草のようなものもあれば、花がきれいで園芸種となっているものもあります。私の庭では、そういう山野草が入り混じって咲いています。

↑ ミョウガの花  ↓ ミョウガの葉

 ミョウガはショウガ科の多年草で、東アジア原産で、日本、台湾、韓国などに自生しています。食用として栽培しているのは日本だけだそうです。日本では栽培もされていますが、野生化しています。普通ミョウガとして売られ、薬味として食べられているのは、花の部分で、つぼみのうちに食べます。ミョウガに花が咲くことはあまり知られていないと思います。ミョウガの花は茎の元にクリーム色の花を咲かせますが、1日花です。私の庭では夏ミョウガと秋ミョウガが自生していて、花は夏と秋に咲きます。

 同じように薬味に使われるシソも自生しています。しかも3種類です。

↑ 赤シソ   ↓ 青シソ(オオバ)

↑ 緑(表)と紫(裏)のリバーシブル

 シソは中国原産で、漢字で書くと「紫蘇」で、和名はそれに由来するそうです。昔若者が蟹を食べ、食中毒を起こし死にそうになった時に、シソの葉を煎じて飲ませたところ回復したことから「紫の蘇る草」という意味で「紫蘇」と名付けたそうです。シソと言うと普通は葉が紫色の赤シソを指すそうです。日本では縄文遺跡からシソの種が出土しているそうですが、本格的に栽培されるようになったのは、平安時代と言われているそうです。

↑ ↓ オオオナモミ

 オオオナモミは北アメリカ原産のキク科の1年草です。トゲトゲしているのが雌花、丸い形をしているのが雄花です。

↑ ジュズダマ  (東南アジア原産のイネ科の1年草、食用品種がハト麦)

↑ ↓ ヨウシュヤマゴボウ(北アメリカ原産、明治初頭に渡来した帰化植物

↑ 黄花ヒガンバナ   ↓ 白花ヒガンバナ

↑ シュウカイドウ   ↓ 白花シュウカイドウ

↑ ↓ アキギリ

↑ ハギ・江戸絞り  ↓ シロハギ

↑ ミズヒキソウ  ↓ 斑入り葉白ミズヒキソウ

 ミズヒキソウはタデ科多年草で日本全土に自生しています。細長い花穂にぎっしりと花が付きますが、上から見ると赤、下から見ると白で、紅白の水引に例えてこの名があるそうです。私の庭では、緑葉と斑入り葉があり、それぞれ普通の花と白花と4種類あります。とにかくこぼれ種で増えて増えて困るほどです。斑入り葉のものは、性質が弱いらしくそれほど増えません。

↑ シュウメイギクとシオン    ↓ ミズヒキソウとシュウメイギク

↑ 青シソと赤シソとシオン   ↓ シュウメイギクと青シソ

 シュウメイギクとシオンとシソとミズヒキソウの作る景色は、私が意図的に作ったものではなく、こぼれ種から育って作られたものです。無駄に広いまつこの庭にとっては、有難いです。

 

 コロナ感染者がだいぶ減ってきました。この調子なら秋のお花見ドライブに出かけられそうです。久しぶりに出かけられると思うと、心が躍ります。これを「ちむどんどん」と言うのですね。














 

初秋の庭

 9月は台風のシーズンです。今も沖縄の方で台風が停滞しています。次の台風の赤ちゃんも発生しているようです。私の住む茨城は2019年に台風が直撃して以来、台風の影響を受けることはありませんでしたが、次の台風はどうでしょうか?

 残暑が長引くと言う長期予報だったので覚悟をしていたのですが、日中も思ったよりはしのぎやすいように思います。体が猛暑に慣れたのでしょうか。朝夕涼しくなり、すっかり秋の様相です。

 まつこの庭は初秋を迎えて、今夏の花と秋の花が混じって咲いています。ミンミンゼミやツクツクホウシなどのセミも、鳴き始めが遅れた分を取り返すかのように、まだ鳴いています。夜になるとコオロギやスズムシなども心地良い音色を響かせています。

↑ リコリス・オーレア(黄曼珠沙華)  ↓ リコリス・インカルナータ

 赤のマンジュシャゲは雨が続いた時に満開になったので、写真を取り損ねました。

↑ ↓ シュウメイギク

↑ 手前はシュウメイギク・ダイアナ、黄花はルドベキア

↑ シュウカイドウ  ↓ ジンジャー

↑ ↓ ユーパトリウム

↑ ↓ シオン

↑ 白ハギ   ↓ シソの花

↑ トウゴマ

↑ ↓ トウゴマの花と実

雄花も雌花も赤いヒラヒラしたような花弁を付けていますが、雌花の元にはトゲトゲした実のようなものが付いているので区別できます。雌花はやがてトゲトゲの実になり、雄花は枯れて落ちます。名前の通り、中国原産で、ひまし油の原料です。

 トウゴマを初めて見たのは、5年前花友と訪れた群馬のトレジャーガーデンでした。(トレジャーガーデンは閉園したそうです。)バラと一緒に植えられているのを見て銅葉の美しさに魅入られ、是非私の庭にもと思ったのですが、近くのガーデンセンターなどにはありませんでした。翌年少し遠出した園芸店で手に入れ、育て始めて今年で3年ぐらいになります。種ができるので、それを播いて育てるのですが、私の庭では大きくなりすぎるようです。普通に2mぐらいになり、すでに3mぐらいになっているものもあります。最近ではトウゴマの苗をガーデンセンターでも見かけるようになりました。

 秋の花が咲き始めた一方、夏の花もまだまだ元気です。

↑  ヤブラン   ↓ クレマチス・ジャックマニー

↑ カクトラノオ   ↓ ホウセンカ

↑ ホウセンカとヒマワリ(シルバー葉)とコリウスルドベキア・タカオ

↑ ホウセンカコリウスメドーセージルドベキア・タカオ

↑ キバナコスモスとルドベキア   ↓ キバナオシロイバナ

キバナオシロイバナの中に1輪だけ黄とピンクの色が半分ずつの花を発見!!

↑ 手前の白はハツユキカズラコリウス2種、ホウセンカ、左奥にトウゴマ

↑ 手前の青花はメドーセージ、左奥の白い花はセンニンソウ

↑ ヒャクニチソウ  ↓ 福神草

 福神草はまだまだ元気です。後から伸びた茎は2メートルを超えています。無事花が咲くことを願っています。

 これからの時期、涼しくなるとともに、温室へのランの取り込み、休眠から覚めたクリスマスローズの植え替え・施肥、夏の枯れた花の処分、来春への球根の植え込みなど、秋の庭仕事が忙しくなります。腰痛に気を付けながらの作業になります。

 

 ロシアのウクライナ侵攻から半年以上が過ぎました。少しづつですがロシアが撤退し、ウクライナが奪還しているそうです。ロシアがやや不利な状況で何を考えているのか心配されているようです。最悪な事態にならず、早く戦争が終わることをただ願うばかりです。

 

初秋の玄関前

 8日は二十四節気の一つ、白露(はくろ)でした。

 昼夜の気温差が大きくなると、朝夕には露が降りるようになります。昔の人はこの露を白露と名付けたそうです。ようやく残暑も終わり、収穫の秋を迎えました。私の家の近くの田んぼでは、やっと稲刈りが始まったところです。先日の雨で倒れた稲もあるようです。これからが稲刈りのピークです。

 まつこの庭は今、夏の花と秋の花が混在して咲いています。玄関前も同じで、間延びした夏の寄せ植えや植えこんだばかりの秋の寄せ植えで、賑やかです。

 キャンバスプランターへは、一足早く秋の風景をえがいてみました。

左からペンタス、観賞トウガラシ、リンドウ・クリスタルアシロ、アスター・ビクトリア、姫タカノハススキです。

 玄関の全体の様子です。

 玄関の右側です。初夏からコリウスが鮮やかな葉色で玄関前を彩っています。花が咲かないようにつぼみを摘み取ってきました。移動が楽なように今年は一回り小さなプランターへ植え付けたのですが、水切れすることなく、猛暑続きの今夏をよく乗り切ってくれたと思います。1鉢だけコガネムシの幼虫の食害に遭い、ダメにしてしまったのが悔やまれます。

霜が降りる頃まで楽しめると思います。

 軒下のキャンバスプランターです。

ベンチの花台にのっているのは、

アスター・ビクトリアのピンクと白、リンドウ・心美白寿です。

その下のプランターには、

ガーデンマム・ジジのコーラル、スノー、オレンジが植えこんであります。

 玄関の左側の様子です。

左側がアルテラナンテラ、真ん中がセンニチコウ、右側がトレニアです。ちょっと間延びしてしまいました。

これも初夏から咲き続けているサンパチェンスで、左側がスイートハート、右側がスプラッシュホワイトです。スイートハートは写真では白っぽく見えますが、ほんのりピンク色です。これから気温が下がるともっとピンク色が濃くなると思います。

↑ ニチニチソウ藍染しぼりとわらべしぼり)と秋色ランタナとアルテラナンテラ(ホワイトエンジェルとイエロー)の夏から秋への寄せ植え

↑ 秋の花車  葉っぱのコリンの寄せ植えとイトバススキ2種とアスター2種

↑ 葉っぱのコリン(ミニコリウス)、ジッターズ、ブロンドガール、マーズレッドの寄せ植え

↑ 秋の寄せ植え  グラスはパニカム・ヴァーガタム・チョコラータ、コリウスウインターコスモス、白のセンニチコウアスター・ビクトリア、ノコンギク(まだつぼみ)を植えこみました。

 

 コロナ感染者が減少傾向なので、しばらくぶりにホームセンター巡りをしてきました。いつの間にか、チューリップの球根が並ぶ季節になってしまいました。店先には秋の草花が出始めていましたが、まだ夏の花もたくさん並んでいました。そういうわけで夏の花と秋の花をミックスした寄せ植えができたのです。霜が降りる頃までは楽しめると思います。

 

 

秋の気配が・・・・

 9月になりました。ここ2,3日台風の影響で雨が降り、涼しくなりました。

 田んぼの稲は穂が色付き、頭を垂れて収穫の時を待っています。

 まつこの庭では、秋の花が咲き始めました。

 そこかしこに秋の気配を感じるようになりました。

↑ ヒガンバナ   お彼岸のころに咲くのでヒガンバナの名があるのですが、例年私の庭ではお盆の頃には咲き始めます。今年は少し遅れているようです。

↑ シュウカイドウ    ↓ シュウメイギク・ダイアナ

 シュウカイドウもシュウメイギクもこぼれ種からどんどん増えるので、秋のまつこの庭はこの2つの植物が、庭のあちこちにピンクの固まりを作ります。

↑ ↓ ワレモコウ

↑ リンドウ

  秋の七草と言うと、ハギ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、ススキ、ナデシコ、キキョウのことですが、そのうちのオミナエシとキキョウが咲き始めました。

↑ オミナエシ  ↓ キキョウ

↑ 青花フジバカマ(ユーパトリューム)

 青花フジバカマはフジバカマと言っても、北アメリカ原産で、秋の七草のフジバカマではありません。日本のフジバカマの花に似ているので、この名があります。

 秋の実りを迎えて、実が付いている植物もあります。

↑ ヒャクメガキ   私の庭で1番早く食べられる柿で、少し色付いてきました。

 庭ではツクツクホウシが盛んに鳴いていますが、夫はツクツクホウシは「ツクツクホウシ、ツクツクホウシ、しぶいよ~、しぶいよ~、ジー」と鳴いていると言うのです。夫は子どもの頃、大人に「ツクツクホウシは柿はまだ渋いよー、あと少ししないと食べられないよーと言って鳴いている」と言われて育ったそうです。私が子どもの頃にはそんなことを言われた覚えがないのですが、地方によって違いがあるのかもしれません。

↑ ヤブミョウガの実   ↓ カラスウリの実

カラスウリの実は秋が深まると朱赤になり、縞模様が消えます。

↑ ジュズダマの花と実 (丸い玉の上の白い糸のようなものがめしべ、垂れ下がっているのがおしべです。)

 秋を迎え、ますます色鮮やかになっている植物もあります。

↑ コリウス   ↓ ケイトウ

↑ ヒャクニチソウ  百日草と言うだけあって、長く咲き続けています。今では背丈が1mぐらいになりました。花友2人から花苗をもらい、大輪咲き、小輪咲き、2色咲き、一重咲き、八重咲きと色とりどりににぎやかなヒャクニチソウの花壇になりました。雨にも日照りにも強そうで、まだまだ花を楽しめそうです。ヒャクニチソウを庭に植えたのは初めてで、新しい発見があり、来年も是非植えてみようと思います。花友に感謝です。

 

 気象庁が関東地方の最も早い梅雨明けとしていた「6月27日ごろ」を平年より4日遅い「7月23日ごろ」に大幅修正したのには驚きました。毎年夏の終わりに梅雨入りと梅雨明けの見直しがあることは知っていましたが、こんなことは初めてです。確かに梅雨の戻りと言われて雨が続いた時期もあったようですが、私の住む地方はほとんど雨が降らず、今年の梅雨は短かったなと言う印象で過ごしてきました。異常気象が続き、日本から四季が無くなったと言われるほどですから、これからこのようなことは普通になるのでしょうね。





夏の黄色い花

 連日猛暑続きで、コロナも第6波をはるかに凌ぎ、感染者数が世界最多だった8月も、もうすぐ終わりです。電力不足が心配されていましたが、杞憂に終わり、コロナ感染者もここ1週間ぐらいは減少に転じているようです。昨日、今日と急に涼しくなり、空を見上げると夏の雲から秋の雲に変わっていることに気づきました。涼しくなったのは良いのですが、齢が大きくなると気温の急激な変化についていくのが大変です。

 まつこの庭では、今黄色の花が真っ盛りです。庭のあちこちに黄色の固まりを作っているのは、ルドベキア・タカオとキバナコスモスです。どちらもこぼれ種から育ち、毎年夏から秋まで、庭を彩ってくれています。

 ルドベキア・タカオは北アメリカ原産のキク科の一年草または2,3年の寿命の短い宿根草で、日本へは明治時代中期に渡来したそうです。今では各地で野生化しているそうです。

 耐寒性、耐暑性ともに強く、私の庭とは相性がいいようで、とにかく増えます。

 ルドベキア・タカオは1株が大きく、背丈が1~1,5mぐらいで、株の横張が1mぐらいあり、無駄に広い私の庭では雑草防止にとても重宝しています。8月に入ると咲き始め、10月ごろまで咲き続けます。背が高くなるので、倒れやすいのがちょっと難で、支柱を立てて支えるようにしています。

 キバナコスモスはやはりキク科の一年草で、メキシコ原産で、日本へはヨーロッパを経て、大正時代に渡来したそうです。

 私の庭では毎年こぼれ種から花を咲かせます。背丈が2mぐらいになるので、初夏に一度切り戻しをします。キバナコスモスは普通のコスモスより早く7月ごろから咲き始めるので、夏の花です。花期は長くやはり10月ごろまで咲き続けます。花色がオレンジ、黄、レモン色の3種類あって、自然に混じって黄の濃淡の花を咲かせます。

 キバナコスモスはコスモスの名が付いていても、ピンク系の花を咲かせるコスモスとは別の系統で、交配はできないそうです。花や葉の形は似ているのに、別の系統というのがとても不思議です。

 他にもこんな黄色の花が咲いています。

↑ ルドベキア・プレーリーサン  ↓ ルドベキア・サハラミックス

↑ ↓ エキナセア

↑ ヘリオプシス(宿根姫ヒマワリ)   ↓ ヘリオプシス・レモンクイーン

↑ 1000輪咲きヒマワリ  ↓ 八重咲きオオハンゴンソウ

↑ ↓ ジニア(百日草)

↑ オシロイバナ   ↓ ランタナ

↑ ホヤ・リモニアカ   ↓ ホヤ・ヘウシュケリアナ

↑ ジンジャー   ↓ カンナ・ベンガルタイガー

↑ ラン・オンシジューム・カリヒ     ↓ オミナエシ

 オミナエシ秋の七草の一つですが、お盆のころから咲き始めます。私の故郷では、お盆に供えるので、盆花とも言いました。

 夏の黄色の花真っ盛りのまつこの庭ですが、オミナエシが咲き、ヒガンバナが茎を伸ばし、つぼみも見えています。まだまだミンミンゼミの声も聞こえますが、ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声の方が多くなると、秋の気配を感じます。





 

夏の青い花

 自然界の花の色は、白系と黄系がそれぞれ約3割ずつ、赤系と青系(紫を含む)がそれぞれ2割ずつと言われています。言い換えれば、それは虫たちが好む色と言えます。花は受粉するために虫の助けを借りなければなりません。そのために花たちは、自分の花弁を虫たちの好むカラフルな花弁にしなければならないからです。

 一方花屋さんの調査で、一番お客さんに好まれる色はピンク系(赤系に入るのかな?)で約6割を占め、次いで赤系、青系だそうです。自然界では少数派になる花色を人間は好んでいるということになります。虫と人間では好む色に違いがあるのが面白いと思います。

 一般的に春は黄色、夏は白の花が多いと言われていますが、まつこの庭は逆で、春は白、夏は黄色が多い気がします。どちらにしろ、私の庭でも青い花は少数派であることに変わりはありません。

 夏のまつこの庭では、紫を含む青系の花で一番多いのがメドーセージです。

↑ ↓ メドーセージサルビア・ガラニチカ)

 メドーセージはメキシコ原産のサルビアで、とにかく暑さ、寒さに強く、私の庭では初夏から晩秋まで絶え間なく咲き続け、花期が長いのが特徴です。地下に塊根を持ち地植えで冬越しし、こぼれ種からも増えるので、抜いても抜いても庭のあちこちに群生しています。いつ頃私の庭にやってきたのか覚えていないほどで、今では増えすぎて持て余しています。

 青系の花は自然界には少ないの言葉通り、私の庭では夏の青い花はお店で苗を購入して、夏の間だけ楽しみ、晩秋には枯れてしまう夏限定のものが多いです。しかも鉢植えにしてあるものが多いです。

↑ バタフライピー     ↓ 西洋アサガオスノーフレーク

↑ サルビア・ファリナセア   ↓ ロベリア・スターシップブルー

↑ バーベナ・アイストィンクル   ↓ バーベナ・ハナガスミ

↑ ペチュニア・花衣・藍染(夏の初め)  ↓ 現在の藍染  

同じ株でも、今の時期は白の部分が多く、まるで違う花のようです。 ↑ ペチュニアブルースター    ↓ フロックス・ブルーパラダイス  

↑ ディランタ・タカラヅカ    ディランタは温室に根を下ろしてしまい、天井まで伸びて花を咲かせています。

↑ ↓ コリウスの花

コリウスはシソ科の植物ですから、花がシソの花にそっくりです。白い花を咲かせるシソやコリウスもあります。

↑ トレニア  ↓ ニチニチソウブラックベリー

 青系の花と言っても、水色から青、紫、青紫、黒紫まで、ブルーの名前が付いている花は色幅が広いです。青と言っても紫系のものが多く、本当に青い花は少ないので、余計に好かれるのかもしれません。